離婚したい私と、絶対に逃がさない冷徹社長

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第192章 ビキニ

桜加奈子は西園寺蓮と神宮寺贤一を一瞥すると、ふいに橋上七海の腕を離し、代わりに九条綾の腕を組んだ。

「九条さん、行きましょ」

九条綾は微かに微笑み、彼女に手を引かれるまま山荘へと足を踏み入れた。

西園寺蓮は神宮寺贤一に視線をやり、神宮寺もまた九条綾から視線を外して彼を見返した。

兄弟はただ、冷ややかな視線を交差させたまま動かない。

その空気を感じ取った橋上七海は、親指で背後を指した。

「俺たちも先に入らないか?」

西園寺蓮が先に視線を外し、門をくぐる。橋上七海は残された神宮寺贤一をこっそりと睨みつけた。

「お前ら、一体何なんだよ」

神宮寺贤一もまた眉を上げ、鼻で笑った。

...

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