離婚したい私と、絶対に逃がさない冷徹社長

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第141章 負傷

桐島京介は彼女の声を聞いた気がして振り返ったが、人混みの中にその姿を見つけることはできなかった。

探そうと足を踏み出した矢先、友人に腕を掴まれた。

「どこへ行くんだ?」

「あとで話すよ。ちょっと連れを探しに」

「西園寺蓮の元妻か?」

桐島京介が振り返ると、友人は諭すように言った。

「さっき二人で出ていったぞ。あの二人は元夫婦だし、子供だっているんだ。お前、どういう立場で割り込むつもりだよ? 筋が通らないだろ」

その言葉に、桐島京介の足が止まった。

友人の言う通りだ。自分には一体、どんな資格があるというのか。

一方、九条綾は眉をひそめながら強引に人気のない場所へ連れ出されてい...

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