姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第217章 忠告と一考

第2章

神宮寺蓮の喉仏がごくりと上下した。瞳の光が翳る。

だが、彼は怒りを露わにすることはなかった。ただ淡々と口を開く。

「君の出自については、適切な時期が来たら俺が話す。どこの馬の骨とも知れない部外者から聞く必要はない」

彼は『どこの馬の骨』という言葉をことさらに強調した。病室の前に現れたあの男に対し、明らかな警戒心を抱いている証拠だ。

だが、西園寺希美は怯まない。

彼女はツンと顎を上げ、珍しく軽快な、しかし挑発的な口調で言い放った。

「それでも、私は彼に会うわ」

神宮寺蓮が同意するはずもない。

彼は言葉を発さず、ただ沈黙をもってその要求を拒絶した。

それを見て、西園寺...

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