姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第193章 離れる

寝室の外から、すぐにメイドたちの謝罪する声が聞こえてきた。

間を置かず、そのメイドが寝室に入ってくる。彼女は笑顔を浮かべ、突然英語で話しかけてきた。

「Miss Saionji, I found the paints. Where would you like to paint?(西園寺さん、絵具が見つかりましたよ。どこで描かれますか?)」

西園寺希美は彼女を見つめ、瞳の奥で思案を巡らせた。

さっきまでは普通に日本語で話していたのに、なぜ急に英語なのか。裏がないと考える方が不自然だ。

おそらく、その理由は先ほどの二人の使用人が英語で話していた内容にあるのだろう。

今、英語でカマを...

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