姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第147章 知足常楽

「なんでもいいよ。好き嫌いはないから」

橘賢治の声がすぐに返ってきた。

数分後、西園寺希美の注文はようやく終わった。

食事会そのものも、あっけなく幕を閉じた。

クルーズ船では食後のショーも用意されていたが、西園寺希美は興味を示さず、橘賢治の車でそのまま帰ることを選んだ。

一方、神宮寺蓮と草柳真名は残っていた。

男はデッキの手すりに気だるげに寄りかかり、指に挟んだ煙草から紫煙をくゆらせながら、立ち去る二人の背中を目で追っていた。

今日の西園寺希美はミモレ丈のスカートを身にまとい、その装いは優しく知的だった。今、海風がスカートの布地を太腿に押し付け、スラリと伸びた脚のラインを露わに...

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