姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第9章 死なば諸共

西園寺希美が西園寺家に足を踏み入れた瞬間、甲高い声が彼女を遮った。

「お待ちな!」

花見美代子がどこからともなく現れ、仁王立ちで階段を塞いでいた。

その目は大きく見開かれ、西園寺希美を食い殺さんばかりに睨みつけている。

「このあばずれが、悪運が強いね!」

彼女は駆け寄り、西園寺希美の腕を掴むと、鋭い爪を肉に食い込ませた。

「馬場さんはあんたのせいで入院したんだよ、鼻の骨を折ってね! この落とし前はどうつけるつもりだい!」

西園寺希美は痛みを堪えて振りほどこうとしたが、花見美代子の力は強かった。

女の唾が顔にかかりそうな距離で、毒々しい言葉が飛んでくる。

「神宮寺蓮に助けられ...

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