姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第183章

まさか神宮寺翁の口から、そのような言葉が出るとは予想だにしていなかった。

神宮寺蓮は眉一つ動かさず、瞼すら上げることなく淡々と応じた。

「承知いたしました。すべてお爺様の仰せのままに」

あまりに素直な態度に、神宮寺翁は一瞬戸惑いを隠せなかった。老いた背をさらに丸め、圧迫された胸郭から絞り出すような、低くしわがれた声で問う。

「本気か?」

神宮寺蓮はシャツの袖口を整えながら、感情の起伏など微塵も感じさせない平坦な声で返した。

「勿論です」

彼は昔から己の感情を隠すことに長けている。神宮寺翁もその真意を測りかね、複雑な眼差しを孫に向けた。その瞳の奥には、疑念と打算の色が淀んでいる。...

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