姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第148章 感謝

その言葉が放たれた瞬間、会議室全体が奇妙な沈黙に陥った。

株主たちは複雑な表情を浮かべ、二人の男の間を視線が行き交う。

神宮寺蓮は手元の書類を整え、きれいに重ねて脇へ押しやると、まるで路傍の石ころでも見るかのような冷徹な眼差しで彼を一瞥した。

「だから、感謝するんだな」

その言葉に含まれる「感謝」という響きが、ただでさえ重苦しい室内の空気をさらに圧縮し、息をする隙間さえ奪っていく。

年配の株主がティーカップをソーサーに戻した際、底がぶつかる「カチャリ」という乾いた音が、この静寂の中で不自然なほど大きく響き渡った。

彼は瞬時に息を止め、カップに添えた手をどうしても離すことができない...

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