第655話

「大丈夫よ、夫婦喧嘩は犬も食わないって言うじゃない！」

「そんなに自信があるの？」

「今彼女に電話して話したって、私は全然怖くないわ」

「君が怖がらないなら、面白くないな」

「この世の中にそんなに面白いことなんてあるわけないでしょ？」

「君が若作りするたびに、私は面白いと思うよ」

「あなたは絶対に私が若く見えることを妬んでいるのよ」

「男というものは私のように成熟しているべきだ、わかるか？」

二人がこうして言い合っているのを見て、林薇薇は二人がまるで漫才コンビのようだと感じた。

自分にお酒を注ぎながら、夫を見た林薇薇は言った。「ねぇ、久しぶりに一緒にお酒を飲もうよ」

「後で車を運転するから...