第227話

それどころか、この赤いブラジャーまでもを彼女はクローゼットに入れておいたのだ。そうすれば、スーツケースの中で他の衣類を汚してしまうことが避けられるというわけだ。

だが、林可嫣が夢にも思わなかったのは、王開山がこんなにも早く彼女の寝具を見つけ出し、さらにはそれを取り出して鑑賞していたということだった。

もし林可嫣がこのような事態になることを知っていたなら、きっと一日休暇を取ってでも全ての物をきちんと片付けていただろう。

林可嫣の真っ赤なブラジャーとパンティー、特にそのパンティーについた汚れを見て、王開山は不潔だと感じるどころか、むしろより一層興奮していった。

彼は赤いブラジャーを撫でながら、パ...