姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第71章 薬を飲む

西園寺希美は顔色を変え、羞恥と憤りで奥歯を噛み締めた。

「違う!」

神宮寺蓮はさらに距離を詰める。

「じゃあ何だ?」

彼は片膝だけを乗せ、重厚な肘掛け椅子の縁に体重をかけて、じりじりと彼女を追い詰める。

その体勢に希美の頬はさらに赤く染まる。男の体温を感じ、掌を微かに震わせながら、彼女はのしかかる体を押し返そうと手を上げた。

だが彼は千斤の重りのように動じず、彼女の抵抗など意に介さずに迫りくる。

「あなた、ねえ!」

希美は歯噛みし、近づく唇を避けた。

「どいてよ!」

また拒絶された。

男の瞳の色が深く沈む。彼は強引に体を重ねた。

椅子の背もたれと肘掛けに阻まれ、神宮寺...

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