姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第63章 風変わりな慰め

神宮寺の御隠居が西園寺希美の身分に難色を示しているのは、一目瞭然だった。彼が、彼女と神宮寺蓮の関係を認めるはずがない。

そう悟った瞬間、西園寺希美は笑いがこみ上げてきた。神宮寺蓮が自分にとっての安息の地になれるなどと考えていたかつての自分が、あまりに幼く、滑稽に思えたからだ。

西園寺希美はスマートフォンの画面を消し、ベッドに身を投げ出した。

布団にくるまり、体を小さく丸めて横になる。開いた瞳には、窓外の煌びやかな街の明かりが映っていた。

住んでいる階層はそれほど高くないため、通りを挟んだ向かいにあるグルメ街のネオンがよく見える。

外は喧騒に包まれているというのに、部屋の中は死んだよ...

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