姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第61章 関わるべきではない

ガタッ――

西園寺希美は勢いよく椅子から立ち上がった。

椅子は重厚な作りで、押しのけるのにもひと苦労だった。立ち上がった彼女の息がわずかに弾んでいるのは、怒りのせいか、それとも椅子の重さのせいか。

彼女は唇を真一文字に結び、神宮寺蓮を凝視した。その瞳がみるみるうちに潤んでいくのを悟ると、すぐに視線を伏せ、冷ややかな笑いを漏らした。

「なるほど、神宮寺社長はそういうつもりだったんですね。どうりで今日、私を食事に誘うわけです」

その言葉には、隠しきれない自嘲の色が滲んでいた。

神宮寺蓮はそれを聞き、思わず眉をひそめた。

西園寺希美は感情を押し殺し、顔を上げて彼を見た。

「それで、...

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