姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第54章 激突

神宮寺の御隠居の視線はすぐに神宮寺蓮から離れ、城戸和彦に移った。

「和彦か」

親しげな呼びかけだが、その語調には微かな蔑みが滲んでいた。

神宮寺蓮は城戸和彦から視線を外し、西園寺希美へと向けた。だが、希美が視線を返すよりも早く、彼は興味を失ったように大股でその場を離れた。

西園寺希美は、入ってきた橘奏太と城戸和彦によって即座に背後へとかばわれた。

神宮寺蓮は御隠居の前まで歩み寄り、軽く会釈した。

御隠居は今のところ蓮にかかっている暇はないとばかりに軽く手を振り、着席を促した。

西園寺玲奈は唇を引き結び、蓮に寄り添うようにして隣に座った。

蓮はその行動を拒絶することもなく、視線...

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