姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第45章 城戸和彦

しかし、西園寺希美がそう思ったのも束の間、窓の外の人物は少し後ずさりし、ガラスに押し付けられて歪んでいた顔はようやく元の形を取り戻した。

西園寺希美も腐っても名門の生まれだ。その顔を見て、すぐに相手の正体を思い出した。

車窓の外で手を振り、窓を開けるよう促している男。それは他でもない、昨日神宮寺蓮との会話で冗談半分に名前を出した、城戸和彦その人だった。

城戸和彦の容姿は、その「プレイボーイ」という異名に恥じないものだった。神宮寺蓮のような完璧な美貌とまではいかないが、それでも万人に一人というレベルの美男子であることは間違いない。

「君が、西園寺希美か?」

外にいる城戸和彦はようやく...

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