姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第25章 彼女を呪い殺す

翌日、会社に足を踏み入れた西園寺希美は、ロングコートで身を包み、極力足音を立てないように歩いた。だが、足の裏の傷がひきつり、一歩ごとに鋭い痛みが走る。

デザイン部の入り口に差し掛かった時だ。受付の女性が、一束の白菊を抱えて気まずそうに立っているのが見えた。

「西園寺副部長、これ、大山社長のアシスタントの方からです。お詫びの品だそうで」

受付は花を差し出しながら、金箔押しのカードを添えた。

西園寺希美は受け取らず、その白菊に冷ややかな視線を落とした。

白菊。それは葬儀や弔いに使われる花だ。大山社長は、私に死ねと言っているのか。

彼女は鼻で笑うと、花束をひったくり、脇にあるゴミ箱へ無...

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