姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第223章 留学に行く

第1章

エレベーターの扉が開くと同時に、神宮寺蓮の携帯電話が鳴った。

彼は透明な保存袋に入った写真を背後のアマルフィア人に手渡しながら、電話に出るなり短く問いかけた。

「名前は?」

電話の向こうでスミスが慌ててその女に名前を尋ねる気配がする。

「晴山幸子です」と相手が答えた。

スミスはその名前を神宮寺蓮に復唱した。

その時すでに、神宮寺蓮は廊下の曲がり角を過ぎていた。顔を上げると、病室の外に群がる人影が目に入った。

彼は何も答えず、一方的に通話を切ると、足早にそちらへと向かった。

スミスは返答を待っていたが、プツリという切断音だけが返ってきた。

不審に思っていると、隣にい...

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