姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第158章 兄妹の対面

西園寺希美の車椅子を押していた神宮寺蓮が、真っ先に足を止めた。彼は冷ややかな眼差しを、声のした方角へと向ける。

門灯の薄明かりの下、二つの人影が浮かび上がっている。

一人は背が高く、もう一人は低い。

背の高いほうは塀に寄りかかり、顔は闇に溶けて判然としない。

もう一人は車椅子に座っていた。光は頼りなかったが、その端正で色白な顔立ちは見て取れる。彼は穏やかに微笑んでおり、近づいてくる西園寺希美を認めると、その笑みをさらに深くした。

「お兄ちゃん?」

西園寺希美は驚きのあまり、最初は幻覚かと思った。だが、その人物が車椅子を滑らせて近づいてくると、それが現実だと悟る。

「お兄ちゃん!...

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