姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第141章 破格の待遇

西園寺希美は白磁の匙を握る指先を微かに震わせた。

草柳真名と張り合うつもりなど毛頭なく、板挟みになるのを避けるための配慮だったのだが、まさかその気前の良さが男の不興を買うとは思いもしなかった。

「二、三口しか食べていませんけれど」

彼女は弁解した。

「なら、食べ続けろ」

神宮寺蓮は茶を啜りながら、抑揚のない声でそう言った。この氷酪が誰の腹に収まろうと、彼にはどうでもいいといった風情だ。

草柳真名もそれを察し、すかさず追随する。

「蓮の言う通りよ、西園寺さん。たかが氷酪一杯じゃないの。最近は冷え込むから、お腹を壊さないように気をつけてね」

明らかな当てつけだった。

西園寺希美...

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