姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第129章 耐え難い夜

城戸和弘の唇がわななき、何かを言いかけた。だが、眼前の衝撃的な光景に意識を打ち砕かれ、彼は苦悶の表情で顔を背けるしかなかった。

神宮寺蓮の口づけは、紫煙とシダーウッドが混じり合った冷徹な香りを纏っていた。だが西園寺希美にとって、その冷たさは無上の救いだった。

長い口づけが終わっても、彼女は耐え難い熱に浮かされたように身をよじった。腰を片手で抱き寄せられ、男の体にぴったりと密着しているにもかかわらず、下腹部を焦がす疼きが、彼女をさらなる接触へと駆り立てる。

神宮寺蓮の喉仏がゴクリと動いた。彼は彼女の背を軽く叩き、城戸和弘に向けていた氷のような冷たさを潜め、微かに、本当に微かに柔らかな響き...

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