姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第126章 誠実対虚偽

西園寺希美の正直さに、神宮寺家の御隠居は一瞬虚を突かれたようだった。微かに目を細めて彼女を値踏みするように見回すと、その身に纏う威圧感がわずかに――本当にわずかに和らいだ。

手の中で繰られる数珠が触れ合い、カチカチと乾いた音を立てる。

それと共に御隠居の問いかける声が響いた。先ほどより声色は穏やかだが、眼底に宿る疑念の色は少しも晴れていない。

「茶室で何をしていた?」

西園寺希美は顔を上げた。その瞳に動揺の色はなく、声も落ち着き払っており、付け入る隙を感じさせない。

「蓮さんが、鳳凰単叢の新しい茶葉が入ったから味見に来いと。ついでに茶道の手ほどきもしてくださるということで」

彼女...

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