姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第154章 新秘書は変だ

右川の紹介を受け、背を向けて立っていたその女性がゆっくりと振り返った。

そこで初めて、西園寺希美は彼女の顔をはっきりと確認した。

長岐佑子というその女性の顔立ちは平凡だったが、不思議と見飽きない魅力があり、周囲の人間とは一線を画す独特の空気を纏っていた。髪はショートカットで、その短さが彼女の凛々しさを際立たせている。

女性らしいスカート姿ではなく、パンツスーツを着用していた。

仕立ての良いタイトなスラックスが、長岐佑子の持つ鋭利で有能な気質をより一層引き立てていた。

「初めまして、西園寺部長」

長岐佑子は西園寺希美に向かって、規律正しく頭を下げた。

「ええ、よろしく」

西園寺...

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