164話

エベレット視点

母さんは幸せではない。少しも幸せとは言い難い。実際、私たちが兄弟たちと父さんを評議会の長老たちと残して立ち去る時、もはや母さんは母さんらしくなくなっていた。

家を出ると、母さんがあの会議にどれほど出席したかったかが彼女の目に見て取れた。だが、あの老いぼれたちは自分たちの尻の穴に頭を突っ込みすぎて、母さんの限界を押し広げていることに気づいていない。

私たちは黙ったまま建物の周りを歩き、母さんの庭へと向かう。母さんが私たち三人を愛するのとほぼ同じくらい大好きなその場所へ。

小さな門のところに立つと、私はその場で立ち止まり、待つ。

母さんは肩越しに私を振り返り、眉をひそめた...