姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第78章 対面

西園寺希美が背を向けて歩き出したその瞬間から、誰かの粘りつくような視線がずっと背中にへばりついていた。だが、彼女は振り返る勇気を持てなかった。

その視線は、彼女が階段の踊り場を曲がりきるまで消えることはなかった。

三階に上がると、そこには多くのオフィスが並んでおり、ほとんどのドアが開け放たれている。

西園寺希美が顔を上げてきょろきょろとあたりを見回していると、すぐに人々の注目を集めた。

「どなたかお探しですか?」

近くのオフィスから若い男が出てきた。彼は目の前の女性を上から下まで品定めすると、その瞳に驚きと感嘆の色を浮かべた。

「恐れ入ります。私、MRK総合部の部長の西園寺と申し...

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