姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第40章 名を正す

現れたのは、晴山家の晴山崇之だった。

晴山崇之は笑みを浮かべて近づいてくると、遠ざかっていく西園寺玲奈の背中に視線を投げて言った。

「あれが爺さんが選んだ相手か?」

神宮寺蓮は「ああ」と短く応じただけで、それ以上は口を開かなかった。

「爺さんもいい趣味してるよ。西園寺希美じゃなくて本当によかったな」

晴山崇之は笑いながら神宮寺蓮の肩に馴れ馴れしく腕を回し、声を潜めてゴシップ好き特有の口調で囁いた。

「さっき見たか? あの西園寺希美の格好……」

ゴシップの共有に夢中な晴山崇之は、友人の顔色がみるみるうちに曇っていくことに気づいていない。

神宮寺蓮は眉を寄せ、奥歯を噛み締めると、...

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