姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第37章 西園寺家の招待

翌朝。

西園寺希美は、神宮寺蓮が起き出した気配で目を覚ました。

彼女は布団に顔を埋めたまま顔を上げ、ベッドサイドで身支度を整える神宮寺蓮の姿をぼんやりと眺めた。そして再び目を閉じ、枕に沈み込みながら、心の中で「ついてない」と毒づいた。

神宮寺蓮は彼女の内心など知る由もない。二度寝しようとする彼女を見て、身をかがめ、手の甲でその頬に軽く触れた。

「仕事は?」

西園寺希美は奥歯を噛み締めた。仕事? 今の私に何の仕事があるというのか。どうせ西園寺玲奈のパシリをさせられるだけだ。

この男は、人が穏やかに過ごすのがよほど気に入らないらしい。

心の中では悪態をつきながらも、彼女は口を開いた...

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