姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第119章 予想外の人物

第1章

その場にいた数名の夫人たち、とりわけ河満夫人の表情が、瞬時に曇った。

その鋭い視線の矛先は、女を過剰に甘やかす神宮寺蓮ではなく、場をわきまえず男をたぶらかす、不作法な草柳真名の方だった。

草柳真名は河満夫人の冷ややかな視線に気づくと、顔をこわばらせ、助けを求めるようにすぐさま後ろの神宮寺蓮を振り返った。

しかし、神宮寺蓮は河満夫人に敬意を払っており、殊勝に頭を下げた。

「河満のお祖母様、お騒がせしました」

河満夫人はその様子を見て、真名への心証をさらに悪くしたようだ。彼女は冷酷な眼差しで真名を一瞥したが、言葉は蓮に向けた。

「蓮、お前はいい子だ。だが、礼儀知らずな者に感...

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