姉を選んで私を捨てた冷徹社長が、お見合いをした途端に「俺の女だ」と執着してくる件について

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第102章 笑われる

西園寺希美が神宮寺邸に移り住んでからというもの、神宮寺の御隠居と顔を合わせたのは、ほんの最初の数日だけだった。

彼女が自ら御隠居のもとを訪ねることも、滅多になかった。

そのため、彼女が本邸の前で車を降りると、入り口に立つ警備員は少し驚いたような顔を見せた。

「西園寺様」

警備員は恭しく声をかけた。

西園寺希美は軽く会釈を返した。

「御隠居様にお目にかかりたいの」

すぐに彼女は茶室へと案内された。

使用人が茶と茶菓子を運んできた。

西園寺希美はその菓子に何の興味も湧かず、一瞥しただけで手をつけようとはしなかった。

四分ほど経った頃、神宮寺の御隠居が姿を現した。

今日の彼は...

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