第107話

三人称視点

男たちは停電した大広間に入り、スーパーソーカーの水鉄砲を戦闘準備万端で手に持っていた。ジェイソンはドア脇の壁面パネルを手探りで探し、素早く操作した。数個のボタンを押すと、玄関ホールの明かりがちらついて点灯した。

「なんてこった！」チャーリーが大声で叫び、ジェイソンは振り向いて彼が見つめているものを確認した。

「なんてこった！」ジェイソンも繰り返した。

玄関ホールには何千もの様々なサイズのカラフルな風船が床全体を埋め尽くしていた。高さ3メートル以上もある巨大風船が少なくとも50個あり、視界のほとんどを遮っていた。豪華な階段は見えるものの、それも風船で覆われていた。

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