87話

アシュリー視点

日が経つごとに、起きて服を着て授業に出ることが怖くなっていく。どれだけトレーニングや魔法の練習をしても、安心できない。

カイデンを避けるのもますます難しくなってきている。まるで彼は意図的に私を探し出し、周りをうろついて、会話を始めようとしているみたい。彼は悪い屁のようだ—静かだけど、逃げ場なく、どこへ行っても付いてくる。

それだけでなく、最近はあの馬鹿げた呪文もあまり効かなくなってきた。使うたびに、前回よりも効果が少し短くなっていることがわかる。

ほんの数秒の差で、多くの人にとっては大したことではないかもしれないが、私にとっては死刑宣告のように感じる。いつか、カイデンを...