第9話

レクシー

昨夜、また変な夢を見た。あまり覚えていないけど。遠吠え、牙、爪、赤い目と黄色い目があった。爪が腕をひっかく感触を感じた。恐ろしかった。そして突然、今日早く見たあのおどけたオオカミとエイデンの氷のような青い目、そしてチョコレート色のオオカミが見えて、もう怖くなくなった。安心感を覚えた。その後、左肩の痣のところがヒリヒリと焼けるように痛んだ。痛かったけど、ひどくはなかった。突然、痛みが止まり、心地よい声に変わった。「あなたの運命に従いなさい。あなたが何者か見つけ出しなさい。私たちはみんなあなたを導くためにここにいるの。自分自身を信じなさい。あなたの守護者を信じなさい。あなたのメイトを信...