第81話

レキシ

私はライアンと過ごす時間が思うほど取れていない。彼はパックを率いていて、私はトレーニングと学校があるから、一緒にいる時間は限られている。だから今ある時間を最大限に活かそうと思う。私はライアンをルーサーと私の部屋へ案内した。ルーサーの隣に私の部屋もあるけど、全く使っていない。ライアンをその部屋に連れて行くことも考えたけど、やめた。ライアンには私の匂いがルーサーの匂いと混ざっていることに慣れてもらう必要がある。部屋に入るとすぐにプライバシーを確保するためにドアを閉めた。ルーサーが入りたければ入れるようにロックはしない。他の人のことは心配していない。この階には誰も上がってこられないから。

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