第37話

午後は混沌としていた。初めて、アシスタントのロザリーがまだ居てくれることに感謝した。考える暇もないほど忙しい。

ジェイクは自分のオフィスで私と同じくらい多忙だ。私は何度も書類やメモを持って彼のオフィスに入ったが、そのたびに彼は服を脱ぎ捨てていくようだった。今や彼はシャツを引き出し、襟元のボタンを外し、袖をまくり上げて座っている。普段はきちんとスタイリングされた髪も乱れ、ネクタイとジャケットはソファの上に投げ出されている。靴は床の真ん中に置かれており、彼がストレスを感じている確かな兆候だ。

私は彼のネクタイとジャケットを拾い上げ、ドアの後ろのフックに丁寧にかけ、ハイヒールの先で彼の靴を机の端...