第221話

ジェイクが私から離れ、仰向けに倒れ込む。彼の肌は私のと同じく汗で湿っている。そこには微かな男性の汗の匂いが漂い、それが私をさらに興奮させる。過去数時間の彼の努力が幾度もの絶頂となって爆発した証だ。

「二回目はゆっくりになるって言っただろう」彼は私に向かって笑うが、私は疲れすぎて動けない。まるでマラソンを走り終えたかのようだ。呼吸は荒く、体は疼きながらも重い。一週間でも眠れそうだ。ベッドサイドの時計は朝の5時近いことを示している。2時前に帰宅してから私たちはずっと起きていた。

「仕事に起きられないわね」私は笑う。今眠ってしまったら、何時間も起きられないだろう。オフィスでの長い昼寝をしたにもか...